いまココの井手です。
昨夜は皆さんをご心配させてしまうような内容になってしまい
申し訳ありません。
もろもろあって詳細がご報告出来ませんでした。
さて、今回のレポートです。
今回行ってきたのは、これまで通っている平工業高校
(通称ヘイコー)の体育館に避難されている被災者160余人
に対する炊き出しのアテンドの為です。
こちらで玄米を12升炊いて、業務用の保温ジャーに入れ、
その他要望のあった調味料(味噌、醤油、油、ダシ等)等々
満載で向かいました。
これまで様々な義援物資を送って頂いた皆様に深くお礼を
申し上げます。
頂いた物資は確実に皆さんに届いています。
そして大変よろこばれています。

皆さんから送って頂いた物資を、お母ちゃん達がせっせと
みんなで調理して、みんなに配っているの図
ズンドウ鍋やその他かなり大きい鍋3つにタプタプ
で作ったのですが、あっというまになくなりました。
当たり前ですが、やはり皆さん温かい料理を望んで
いるんですよね。

みんなで調理しているの図
今回は、なんとメンズも交じってくれました。
包丁さばきがなかなかというより、実に慣れている様子
です。 最初はテレながら「おーれもなんかやっぺ!」
といってたお父ちゃんですが、後半は指示も出しながら
手際よく野菜を刻んでいる所を見ると、もしかしてプロ?

今度聞いときます。
あと、水が出る様になりました!
これまで節約して節約して、なんとかつないできた待望の
水が出る様になりました(僕が到着してから間もなくの
タイミングで)

まだポリタンクをつかっていた名残がありますが、
今後この水道が使えるそうです。
避難所の中も、そんな嬉しいニュースが届いて中の
人もホッと一安心した様子。

前回紹介したおばあちゃん(遠藤さん)。なんとひ孫さんが
遊びにきていました。

いつの時代も、どんな場所でも元気いっぱいなのは
やはり子供達。 パッションをおさえきれません。
でもこの笑顔が、ココにはいま一番必要です。
そして、避難所の倉庫には我々だけでなく、他からも
支援物資(特に野菜!)が集まっていました。

これだけあれば、2、3日はなんとかなりそうです。
そんなわけで、炊き出しの玄米ご飯&野菜たっぷりスープを
みんなで食べ、しばしホッとしていたのもつかの間、市から
ある1枚の通達があり、それが発表された瞬間、みんなに
衝撃が走りました。 それは
「明日(4/1)をもって、ここ(ヘイコー)に対する
これまで1日2回行なってきた食事の配給を停止する」という
内容のものでした。

一瞬皆さん耳を疑いましたが、その理由を聞いて、混乱が
広がり出しました。 理由はここにこれまで民間団体、NPO
等からの炊き出しや、ガスコンロのサポート等が出来た為に
市としては、こちらがもう援助をしなくても、自助努力によって
食事を賄う事が出来る様になった、と判断したため。
ただし、米は最低限必要なので、水と併せて今後は引き続き
供給する、との事。
実行日は、本日(3/31)から24時間後の4/1日の
午後の分からで、実は今日の夕方です。
えらいこっちゃです。
さすがのお母ちゃん達もこれには顔が暗くなりました。
当然市の職員にも質問が次々と投げかけられましたが、
職員もなぜそうなったのか?ココだけの問題なのか?
自助努力はどこまでを意味するのか?に明確に応えられる
はずもなく、ただ送られてきた内容の説明に終始されるばかり
でした。
でも職員を責める人は誰もいませんでした。
なぜなら職員もこれまで問題を解決しようと、一緒に
夜も寝ないで、風呂も入らずに頑張ってきた人である事を
みんなは知っているからです。
全体ミーティングが終わった後、各班の担当が集まり
再度話し合いをもちました。
その結果、とりあえずやる事は以下の3つにしよう
となりました。
1:市への嘆願書を作成する
2:食事のアテンドがが無理であれば、自助努力によって
賄う事が出来る様な最低限のインフラを確保する
→県に働きかけ、学校の家庭科室を使用させてもらうよう
要請
3:食事ボランティアの要請をかける
→たとえ食事の材料があっても、避難所から仕事場に通える
ようになった主婦達が、持ち回りで行なったとしても毎回
160超の食事を作り続ける事は不可能
よって、このまかないを継続して続ける為のサポートスタッフが
せめて1〜2名は必要。
以上3点にしぼって、今日の夕方以降の打ち合わせに
情報を集約して、可能な限りはやく市へ提案する段取りを
組もうと言う事になりました。
いまココもこれに関してはフルでコミットします。
今夜、渋谷エイジアでのイベントに出ます。
主催者の剛さんと深夜の時間帯になりますが、この問題に
ついてトークしたいと思っています。
その他情報は後程報告します。
どうか今日発生している問題のせめて半分くらいは
たわいもないウソでありますように。。
私は東京在住です。
いろいろ見て、福島に対しての支援が薄いのを感じていましたし、二重三重の大変さがあるなど・・ 福島を中心に、支援をさせていただきたいと思っています。
また、素晴らしい活動をされておられて、涙ながらにブログを拝見させていただきました。
東京でもできることや、
1日か2日のボランティアでもできることを
させてもらいたいと思っていますが、
もしよろしければ、具体的にほしい物資や
必要なボランティア、義援金の振込先などを
ブログに掲載していただけないでしょうか?
ちなみに、私のほうは、被災地に送ろうと思って、多めに買ったお米があることと、義援金を送ることができます。
来月、茨城県の大子町で新規就農で入る者です(震災前から決まってました)そこで、自然栽培で作物を作る事を目指すつもりです。
来月になるのですが(実家も宮城県なので帰省する為)、いわき市や周りの地域の方または物資があまり届いてない所がございましたら、ご連絡ください。
小市民で軽で運べる物なんて手助けにならないかもしれませんが、揃えられる物は出来たら揃えようと思っています。